Monday, December 10, 2007

今後の活動を考えるために

インドへ行って視察してきます

 インド人母子の会の活動は、国内に関わる経費を最小限にして、集めた募金をすべてインドに送るようにしてきました。そのため、活動資金も十分ではなく、最近はあまり積極的な活動が出来ていないのが現実です。

 しかし、幸いにIIMCは、主にヨーロッパの国々の支援を受け、順調に活動を続けることが出来ています。インド・コルカタでも、かなりその活動が認められるようになってきています。

 インド人母子の会として、現在のインドIIMCの活動をさまざまな視点から見つめ、今後どのような活動ができるかのを考えたいと思っています。

 私の仕事の都合上、3月末頃に時間が取れそうです。視察した結果はまたお知らせいたします。

Sunday, December 09, 2007

また笑って、ジョイシー!

ジョイシーは都会から離れた貧しい家庭に生まれました。とても不幸なことに、彼女が生まれて以来、家庭内には今にも窒息しそうな争いが絶え間なくありました。それは、彼女が女性であったのと、母親がとても貧しい家庭の出身であるため、文盲であったことが関係していました。

家族内での暴力などが日常となっていたため、ついにジョイシーの母親は、ジョイシーと線路に飛び込んで自殺を図りました。幸いなことに周りには大勢の人々がいて、彼女たちを線路の外に押し出してくれました。しかし、不幸なことにジョイシーは、完全に逃れることができずに、線路に捕まり、彼女の片足を車輪が切断してしまいました。



ジョイシーは、IIMCヘルスセンターに連れてこられ、IIMCプライマリヘルスケアのチームができる限りの治療を行いました。

ジョイシーは初期のショックから立ち直り、治療にもよく反応しました。そして、一週間後より適切な処置のために、IIMCヘルスワーカーの手で大学病院へ運ばれました。ジョイシーを支えるためには、多額の費用の他にも、たくさんのケアと愛が必要でした。IIMCは何とかジョイシーの命を救わなければなりません。

そのような時に、イタリアのパロラとステファノというカップルがジョイシーの医療費用を支援し、遠距離状態で養子縁組をしてくれることになりました。


3ヶ月後、ジョイシーはIIMCヘルス・センターに戻ってきて、精神的なショックから立ち直りつつありました。

彼女の傷は良くなり、通常の生活に戻りつつあります。ジョイシーがあそび、笑顔を見せる日がすぐに来ることを願って!

ここで、パロラとステファノに対して感謝の意を捧げたいと思います。

ウシャパラ 学校の建設

USHAPARA - High School Construction on Progress


IIMCではコルカタ(カルカッタ)から南西30Kmほどに位置するウシャパラ村にひとつの学校を建設中です。

  • 5年ほど前から、この小さな村でタイル屋根の小学校を運営しています。
  • 今回の学校は、コンクリート製の屋根で規模も大きなものとなります。そのため、より多くの生徒が学ぶことができます。学校そのものがアップグレードすることになるのです。
  • この場所で、グラミン銀行のようなマイクロクレジット・プログラムも始めることができます。
  • ここでの教育とマイクロクレジット・プログラムによって、この地区全体の貧困と文盲を改善していくことができます。